Academy of Astrology Japan

蟹座の金星の♋♀

スー・トンプキンズ著  「コンテンポラリー・アストロロジャーズ・ハンドブック」より抜粋
咲耶まゆみ訳 完全翻訳本「西洋占星術ハンドブック」はこちら

この金星を持つ人たちは家庭的で、思いやりがあり、ロマンチックで、穏やかな持ち味を醸し出すことで他者を引き付ける。世話や保護を必要としている子供、あるいは彼ら自身が母性的で、保護的で全て受け入れてくれるような人の印象を与えるかのいずれかになる。蟹座の金星は「愛嬌ある母親」と解釈もでき、関係性においては保護者的役割が大きくのしかかる事もある。大抵は巣作りを好み、家や家庭や家族または安心のために結婚をする人もいる。自分の母親の半分も決して愛することはない人もいる。

蟹座金星人があなたに引かれた場合、古くから見られるのは、この配置を持つ人はそのことを迂回して(または何とかしてあなたにそのことを迂回させようとする)、あなたの愛情の中に斜め歩きで忍び込もうとする。 弱気な態度では正々堂々とは意中の相手を落とせないということを学ばねばならない人もいる。よくある課題は、蟹座金星人は傷つくのを怖れることだ。愛情に関してリスクを冒すのは選択しにはない。一度付き合うと、関係性の中に粘着さと、なかなかそばを離れないという傾向がある。恋人を手放すのは滅多に楽なことではない。この配置を持つ人の中には幼馴と付き合ったり、幼い頃の恋人をずっと思い続ける人もいる。他にはずっと昔から付き合っていた彼氏や彼女と結婚する人もいると同時に過去の恋愛をずっと引きずる傾向がある事も示唆する。この配置は全般的に過去に対する深い認識と関連する。歴史やアンティークが大好きであったり、あるいは形見の品を大切にする、などとも解釈できる。

社交的な事柄全般においては、蟹座金星人は仲間の一員であるような気持ちにさせてくれる。それは時にはユーモアを通してということもある。というのも笑いを分かち合うと人との絆を強めることが出来る上に安心感も高まるからだ。蟹座金星人の多くは家の美化や不動産購入などにお金を使う。さらに、チャートの他の要素も賛同すれば不動産を通してお金も稼げる(ドナルド・トランプ氏はここに金星を持つ)。

 

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